目の前に広がる東京駅周辺の夜景にびっくり&感動!~丸ノ内ホテル「アーバンビアテラス」
ビアテラスを開始したのは3年前。
毎年公式サイトを見ては「行きたい」と思いつつ、なかなか同行者とタイミング合わせられず行きそびれていた丸ノ内ホテルの「アーバンビアテラス」。今回関係者の方にご招待いただき、「みんなのビアガーデン部」榊編集長とともに初訪問したところ・・・
期待値以上の展望と心地良さ!
写真だけでもいいのでぜひご覧いただきたい。
●場所:丸ノ内ホテル「アーバンビアテラス2019」
●日時:2019年6月13日(木)18:30~20:30
東京駅を見下ろす丸ノ内ホテル8階テラスで開催されている「アーバンビアテラス」。東京駅周辺のビル群、そして広い空。日没前に訪れれば、刻々と変化する風景を堪能できます。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
INDEX
JR東京駅の目の前、大手町駅も地下直結
場所は東京駅丸の内北口出てすぐの丸の内オアゾの一角。
もともとは熊本藩細川家の屋敷があったところ。JR東日本本社跡地など東京駅前の広いエリアを再開発し、2004年にオープンした(当時のレポート)。
今回初めて知ったのだが、丸ノ内ホテルは元々この一角にあった老舗ホテルで開業はなんと1924年とのこと。
現在は上の写真右側のビルの7階から17階にあり、部屋数は全205部屋。実は2004年10月1日の開業初日には私も記念宿泊している。
JR東京駅からはもちろん目の前だし、多数の路線が乗り入れている大手町駅とも地下でつながっているので、アクセスは非常にいい場所だ。
そんな抜群の立地にもかかわらず意外と場所を知られていないのは、入り口が少々控えめなせいか。
地上から丸の内オアゾに入り、丸善丸の内本店(同じビルの1~4F)に向かう手前右側に扉がある。ここを入ると7Fフロント階に直行するエレベーターだ。
フロント前を通過し階段でひとつ上の8Fにあがるとそこにフレンチレストラン「ポム・ダダン」が。ファンも多い人気のレストランだ。
店内を通り過ぎ、テラスへ出ると・・・
ぐるり180度以上展開する東京駅周辺の風景。
そして心地良い風!!!
東京駅丸の内駅舎と周辺高層ビル街が一望
テラスは建物の曲線に沿って緩やかなカーブを描きながら伸びている。
丸テーブルはテラス柵部分の植栽の脇に接地されているので、どの席も見事な「東京駅ビュー」だ。
隣接する東京駅の低層施設と線路はかなり幅広く、それゆえ目の前を遮るものもなく開放感たっぷりだ。
東京駅周辺の8Fでこれだけ視界が開けている場所もなかなかないだろう。
そして駅の向こうには東京駅八重洲口エリアの高層ビル街。
下を見下ろすと東京駅の丸の内駅舎とホームの屋根、次々と入線し発車してゆく長い編成の車両が一望できる。
鉄道好きの人にとってはなかなかたまらないシチュエーションのはず。
列車の音やホームのアナウンスなども聞こえてくるので「静かな環境」を求める人には向かないが、好きな人にとってはちょっとしたBGMだ。
さらにテラス奥まで進むと、丸の内駅舎前の広場とロータリー、その向こうのKITTEや丸ビルもよく見える。長らく工事が続けられていた東京駅丸の内口もようやく完成した。
コースは2種~TOKYO隅田川ブルーイング飲み放題も
メンバーも揃い、さっそくビアテラスコース開始だ。
お店の方のおススメで、最初は今年発売されたばかりのアサヒの新しい瓶ビール「スーパードライ ザ・クール」をいただくことに。
飲むのはこれが二回目。
ドライ感は強いものの、さっぱりもしていて、暑い時期に外で飲むのによさそうだ。瓶のまま飲んでもよし、グラスに注いでもよし。
料理が出てくるまでのつなぎにタコスやパスタを揚げたものがでてきた。
アーバンビアテラスでは「スタンダードコース 6,500円」と「アップグレードコース 7,500円」の2コースがあり(どちらも税・サ込)、料理はどちらも同じ。アップグレードコースだとフリードリンクに「TOKYO隅田川ブルーイング」のビールなどが加わる。
今回はアップグレードコースだったので、深みのある味わいのTOKYO隅田川ブルーイングも飲み放題に。
■料理内容(共通)タコスチップ/フジリパスタのフライ アボカドクリームソース添え/ムール貝のマリニエール 鉄鍋仕立て/モルタデラソーセージ/ミートとローズマリーのナンピザ/ミートパテ ピンチョス仕立て/カマンベールチーズとレーズン入りクリームチーズ/メルバトースト/サーモントラウトとベーコンのシーザーサラダ/国産ポークのロースト
■フリードリンク内容(スタンダードコース)
生ビール(「アサヒスーパードライ」/「アサヒスーパードライブラック」) 、瓶ビール(「アサヒスーパードライザ・クール」)/ビアカクテル、カクテル、ハイボール、ワイン(赤・白)、焼酎(麦・芋) 、日本酒、ソフトドリンク
■フリードリンク内容(アップグレードコース)
(スタンダードコースに加え) 生ビール「TOKYO隅田川ブルーイング(ペールエール)」/「TOKYO隅田川ブルーイング(チェリールージュまたは琥珀の時間 ※不定期入れ替え)」、ウィスキー(ジャックダニエル)、サングリア(赤・白)、スパークリングカクテルなど
人気フレンチレストランの美味しいお料理
入店したのは18時半過ぎから19時にかけては、陽が沈む夕暮れ時。空の色も刻々と変化してゆく。駅のホームや高層ビルの窓が淡いクリーム色の光で輝き始める。
そしてカッティングボードに盛り付けられたお料理が運ばれてきた。
これで3人前。
ナンをベースとしたこってりピザ、カマンベールチーズにレーズン入りクリームチーズ、好きなもの揃いでビールも進む。
サーモンとベーコンがたっぷりのったサラダにはシーザードレッシングをかけていただく。
テラス席もほんのり暖かいオレンジ色に。
居心地のいい空間を作るためテラスエリアの照明をどうするかは毎年非常に頭を使っている部分だとのこと。
テーブル自体が照明となっており、テーブルクロス越しに暖かい光を放っている。去年まではブルーだったが今年は柔らかいオレンジ色に変えテラスの雰囲気もがらり変わった。
そして植栽にもたくさんのLEDライトを取り付けている。
明るすぎず暗すぎることもなく、周囲を取り囲む夜景もたっぷり楽しめる。
さらに運ばれてきたのが鉄鍋入りムール貝のマリニエール。
ブルターニュ地方の郷土料理だそうで、白ワインなどで煮込んでバターを加えたもの。
ぷっくり大きなムール貝、久しぶりに食べたが美味しい♪
テーブルの上は、アーム付きのLEDライトが照らしている。かなりスリムなライトにも関わらずなかなかの働き者で、これだけ照明抑えた空間でも暗すぎて食べ物がよく見えないなんてことがない。
三年間、工夫と改良を重ねて到達したスタイルとのこと。
そしてメインは国産ポークのロースト。
とろけるような柔らかさのお肉、甘さも感じる脂がしたたりこれだけで幸せ気分に。
やはり人気フレンチレストランのビアテラス、料理が違う。
何を食べても美味しかった。
ちなみに今回はテラスを出て右手一番奥に設置されたテーブルを利用させてもらった。そこからだと東京駅周辺がよく見渡せる。
ここは抜群の展望が楽しめる替わり、周りに高層ビルが多く、かつ皇居から東京駅の間が風の通り道になっていることもあり、比較的風が強め。
個人的には「風が吹く場所」が大好きなのでむしろ心地良いのだが、風が強い日は多少でもそれが和らぐ柱の陰などのほうがいいかもしれない。
居心地よく絶景堪能できるテラス~接待にも
最後に。
ここは本当に眺めがいいので、可能であれば少し早い時間帯から、例えば18時台など日没時間より前に訪れ、空の色の変化をゆっくり堪能すべき場所かなと思う。
そうするとどんな風景が、とくに空の色の移り変わりが楽しめるのか。
既出の写真だが、時系列で並べていきたい(注:2019年6月13日の東京都心の日没時間は18:57)。
東京駅を見下ろす丸ノ内ホテル8階テラスで開催されている「アーバンビアテラス」。東京駅周辺のビル群、そして広い空。日没前に訪れれば、刻々と変化する風景を堪能できます。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA