何食べても美味!ネパール料理専門「ルーフトップビアガーデンヨコハマ」
2年半も横浜に住んでいながら、こんな最高のビアガーデンの存在に気付いていなかったとは・・・。
と愕然とした今晩のお店。横浜駅から徒歩10分ほどの小さなビル屋上で開催されている、ネパール料理専門店のビアガーデン「ルーフトップビアガーデンヨコハマ」だ。
●日時 2022年9月22日(水)18:30~20:30
●場所 ルーフトップビアガーデンヨコハマ
場所は横浜駅西口から徒歩10分ほど。相鉄平沼橋駅からだと7分くらい。
家系ラーメンで有名らしい吉村家のある交差点からも近く、その昔は帷子川河口の湿地帯だったエリアとのこと。
このビアガーデンを知ったのはdancyu (ダンチュウ)のこの連載記事だ。
●雑居ビルの屋上は、ネパール飲みの天国だった!──横浜「ルーフトップ ビアガーデン ヨコハマ」前編 | 「インネパ食堂」で飲む! | 【公式】
↑写真も見事なのでぜひ読んでほしい
四階建ての小さなビルの屋上がビアガーデンになっているらしい。
見上げると照明が吊るされ、ネパールの旗らしきものもあった。
その下のフロアがネパール料理店だろうか。
エレベーターは存在しないので、階段を地道にあがっていくしかない。
ネパール料理店の入口。
階段オンリーで4階、しかも横浜駅周辺の繁華街からはかなり離れた場所なので、近くを通った人がふらりランチやディナーでやってくる店ではない。
実際、屋上もその後店内に移動した後も、来店していた客のほとんどが外国人(おそらくネパール人かなと)。常連でなければなかなか来ない場所だ。
屋上にあがるとこんな感じ。
思っていたよりずっと狭く、4人×4組で満席になる。詰めればあと1~2テーブルくらいは入りそうだが、それ以上はない。
そして見晴らしがすごかった。
横浜駅周辺は百貨店はじめ高層ビルだらけで、そこからしばらく雑居ビルが続くエリアだが、このビルあたりを境に低層の住宅地になる。
すぐ西側が広い敷地の高校ということもあり、遮るものがない開放的な空間だ。
ラタンのこんなソファ席もある。
少し離れたところに、横浜ランドマークタワーなどみなとみらいエリアの高層ビル群も。
丸テーブルはそれぞれ屋上の角に設置されており、私たちのテーブルはネパール国旗のすぐ近くだった。
ちなみにネパールは世界で唯一、四角形ではない国旗なんだとか。
ネパール料理はメニューを見ても見当もつかないので、「カレーですよ。」ブログも運営するカレーライターの飯塚さんに全権委任。ちなみにこんなすごい方です。
メニューはこんな感じ。
カレーのセットもある。
そしてこれだけの種類で1,390円/1,490円って安いと思う!
19時までハッピーアワーで、ビールもハイボールも半額!
キンキンに冷えたジョッキのプレモルで乾杯!
最初に出てきたのがこれ。
実はちょうど、冒頭に飯塚さんから「ネパールの味一例」としてお話を伺って興味津々だった「グンドゥルク」だ。発酵させた緑の葉野菜の漬物を使った料理。
食べてみなびっくり。
酸味がきいた、クセのある味わいの料理で・・・
「これは間違いなくビールが進む!」
「白いご飯が欲しい。乗せて食べたい!」
と一堂、ひと口で気に入ってしまった。
一品目からやられた。
一晩で絶対に名前を忘れる自信があり、メニュー写真も撮っておくことに。次に来た時にも絶対にまたこれ頼むと思う。
二品目はポテトのクミン炒め。
じゃがいも自体が、ほっくほくで甘くて美味しく、スパイシーな味がまたいい。
料理が一気に運ばれてきたので、お店の方に記念写真を撮ってもらった。
飯塚さん以外は横浜に住んでいる友人だ。
マサラパパド。
お豆ベースのぱりぱりの皮の上に、これまた酸味がきいたピクルスのような野菜が乗っている。
かなり固めの砂ぎも。
スクティとは干し肉のことだそうで、これはマトンの干し肉を炒めたもの。
硬くて噛み切れないものを想像したが全く違い、むしろ揚げたようなサクサク食感。
調理方法はいろいろあり、今回頼んだのは炒めた「マトンスクティサデコ」。「サデコ」は合えた料理だそう。
困ったなあ、近場だからいいけどビールが進む過ぎてしまうよ。
酢豚的なお料理。
ネパールには中華料理もかなり入っているそう。
今回は食べながら飯塚さんの多岐にわたる話を伺えたのが本当に大きかった。ただ「美味しい美味しい」と食べているだけでなく、ネパールの食材や食文化などについても学びながら、一品ずつしっかり味わえた。
かなり頼んだつもりだったけどあっという間に完食!
今回は4人だったけど、6人くらいならもっといろいろな種類をいただけただろう。
少々冷えてきたので、ワンフロア下の店内に移動することに。
ここでネパールのスパイシーな焼きそば「チャウミン」を注文。
小さな金属製の器に入っているものはかんずり的な激辛ソースかと思ったけど違った。ケチャップ?
さらに、ゴマが効いたスープにつけられた小籠包的な料理で、名前は「モモ」。ご飯にかけていただきたくなる濃厚なスープとよくあい美味しい。
最後に頼んだお酒はネパールのもの。
厚みのあるグラスに入っているのは、焼酎のお湯割りのようなもので、そこに「ギ―」という発酵させたバターのようなものを加え、さらに炒めたお米を浮かべてある。
どう表現したらいいのか。
アルコール度数も高いのに、もう一杯お替りしたくなった。
こんなお酒の飲み方があるとは。世界はやっぱり広いし未知のことだらけだなあと。
●雑居ビルの屋上は、ネパール飲みの天国だった!──横浜「ルーフトップ ビアガーデン ヨコハマ」前編 | 「インネパ食堂」で飲む! | 【公式】
私のレポートはかなり雑なので、ここまでで興味持った方は是非、dancyuの専門家の方の書いた記事を読んでほしい。そしていつか訪れて欲しい。
何を食べても美味しかった。
必ずまた行きたい。