浴衣をきれいに着付けるポイント
浴衣を着る機会なんて夏に1~2度あるかどうか。
そんな状態だと、なかなか上手に着ることができず、どこかだらしない印象の着付けになってしまったり、夜には着崩れてしまったりと悩ましいところです。
自分で着付けをする場合、どんなポイントに気を付けたらいいのでしょう。
着崩れせず、スマートに着こなすコツってどんなものでしょう。
都内主要駅すぐの18店舗で浴衣のレンタル&着付けサービスを展開する「アトリエはるか」サロン事業部の佐々木いずみさんに、実際の着付け風景を見せていただき、上手に着るポイントを教えてもらいました。
まずはウエスト補正!
一番最初のポイントは「補正」。
普段は洋装ばかりなのでその違いに戸惑いますが、和装では「胸は平ら、体型は寸胴」が理想ボディ。
「下着はまず胸にボリュームがでないものをつけてもらったほうがいいでしょう」(佐々木さん)
通常のブラジャーはボリュームアップタイプのものが多いですが、なるべくフラットになるものを。和装用もネットで買えますし、スポーツブラや最近多い「シャツに響かない」シームレスタイプのものもいいかなと思います。
そしてウエストの補正が大事。「自分は別に痩せていないし」とはぶいてしまうことが多いのですが、着崩れしにくくするためにも補正は行ったほうがいいとのこと。
腰ひもの結び目が盛り上がらないように結わえてこんな感じ。
浴衣着付けでは腰ひもを何本か使いますが、都度、しっかり丁寧に結ぶことも着崩れ防止のポイントだそうです。
裾すぼまりになるように
浴衣着慣れている人とそうでない人の違いが大きく表れるのがやはり裾でしょうか。花火大会など、歩く時間も長かったりするといつの間にか裾が開いてだらしない状態になってしまうことも。
そうならないよう、歩き方はもちろんですが、着付け時に美しい裾すぼまりになるようしっかり固定をする必要があります。前の裾ラインはまっすぐではなく、下前(右側の前部分/着た時に下にくる)位置を決める際に、その先端が地面からあがるようにし、上前(左側の前部分/着た時に上にくる)をかぶせた時にもやはり少し先端を引き上げます。
「腰ひもを結んだ後にもう一度シルエットを確認して調整を。下前も上前も先端を少しあげて裾がすぼまるようにします」(佐々木さん)
裾の確認をするためにも、ひとりで着る時には全身ミラーがある場所でやったほうがよさそうです。
衿の合わせを深めにとる
左右の衿はのどのくぼみのあたりで交差させますが、その時の角度もポイントに。
「体型によっても変わるので一概には言えませんが、胸元を崩れにくくするためには少し深めに合わせるよう意識したほうがいいかもしれません」(佐々木さん)
衿がよりまっすぐに近い角度で重なっているよりは、より斜めの角度でしっかり重なっているほうが開きにくくなるとのこと。確かにそうですね。
コーリンベルトも、衿元の着崩れ防止には有効なので上手に使いましょう。
おはしょりを整える/胸・背中のしわをとりぴしっと
さて、私たち素人にとって大きなハードルとなるのがここ。おはしょりをきれいに整えられるかどうかです。佐々木さんの着付けを拝見していると、前そして後ろのおはしょりの下端のラインがまっすぐになっているかどうか、何度も確認をしていました。
小柄な方だと、おはしょりを持ち上げて調整する必要もありちょっと大変。その時に便利なアイテムがこれ。
着付け用ピンチをいくつか用意しておくと、ひとりで着付けをする際にも重宝するとのことです。
「腰ひもを締めた後、紐と浴衣の隙間に指を揃えて差し込んで左右に軽くひっぱると、余分な布が脇に集まって皺がとれ、浴衣をぴっと伸ばすことができます」(佐々木さん)
浴衣を着ている時に他の人の視線が集まりやすいのは胸元や背中のあたり。そこが皺もなくぴしっときれいに整っていればきれいに着ているという印象になりますし、逆にそこに皺が寄っていればだらしなく見えてしまうものです。
帯を結んだ後からではなかなか修正がしにくくなりますので、その前に。
衣紋の抜き
よく「衣紋を抜く」「衿を抜く」などと言いますが、後ろ衿をちょっと引き下げて襟足が見える状態にすることを言います。
衿がぴたっと首にくっついていると窮屈な印象になりますし、逆に下がりすぎていると品のない着方に見られます。
「基本はこぶし一個分、前は喉のくぼみの位置での交差。粋な感じにしたいならほんのちょっと緩めるくらいがいいでしょう」(佐々木さん)
衣紋の抜きで浴衣姿の印象はかなり変わります。最初は着物・浴衣の着付けに慣れている人にアドバイスをもらうといいかもしれません。
座り方にも気を配ろう
さて、「浴衣×ビアガーデン」で気を付けなくてはいけないのは、椅子に立ったり座ったりを繰り返すことでの着崩れです。座れば臀部の丸みで布が下に引っ張られ落ちてきてしまうのは避けられません。
また椅子の背もたれで帯がぺしゃんこに・・・なんてことも。
「座る時にはとにかく"浅く"で。椅子の手前側に腰をかけるくらいなら崩れにくくなります。これはお手洗いでも同じことです」(佐々木さん)
とは言っても飲んでいるとついつい忘れてしまいがち。
場合によっては、邪魔ではありますが、バッグなどを椅子の奥半分に置いてしまうのも深座り防止になっていいかもしれません。
+ + +
浴衣を着た時の「着崩れ防止」TIPSは、他にもたくさんあります。
心配な方はぜひ、「浴衣 着崩れ」などで検索してみてください。
また不慣れな方は着付けサービスが確実。
特に大事なデートや長時間のイベントなどの時は、プロにやってもらったほうがきっと安心です。
今回お話を伺ったサロン事業部の佐々木いずみさん(右)と浴衣着付けモデルしてくださった広報・PRの吉良唯さん(左)。ありがとうございました。
執筆者:東京ビアガーデン情報館管理人 和田
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